応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問49 解説付き過去問
問題
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解
解説
この問題は、アジャイル開発手法の中でも特にスクラムに関する内容を問うものです。
- スクラムの定義
スクラムは、ソフトウェア開発におけるアジャイル手法の一つで、特定の役割、イベント、アーティファクト(作成物)、及びルールを持つフレームワークです。
プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発チームといった明確な役割が存在し、スプリントプランニング、デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブといった定期的なイベントが特徴的です。
これらの役割とイベントを通じて、進行中のプロジェクトの透明性を高め、継続的な改善を図ることを目的としています。 - その他のアジャイル手法との比較
選択肢に挙げられた他の説明は、エクストリームプログラミングやフィーチャ駆動開発など他のアジャイル手法に関するものです。
例えば、テスト駆動開発やペアプログラミングはエクストリームプログラミングの特徴であり、フィーチャリストを作成し、それに基づいて設計と構築を繰り返す手法はフィーチャ駆動開発に類似しています。
これらの手法はスクラムと共通するアジャイルの価値観を共有しつつも、実践の詳細や焦点が異なります。
したがって、プロダクトオーナなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークであるという説明がスクラムに該当します。