応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問9 解説付き過去問
問題
メモリインタリーブの説明はどれか。
正解
解説
メモリインタリーブに関する問題では、主記憶の構造とそのアクセス方法について理解することが重要です。
- メモリインタリーブの定義
メモリインタリーブは、主記憶を複数の小さな独立したブロックやグループに分割し、これらの異なるグループに交互にアクセスする方法です。
この技術により、あるデータブロックのアクセスが行われている間に、次のデータブロックのアクセス準備を並行して行うことができます。これにより、メモリアクセスの待ち時間が減少し、全体のアクセス速度が向上します。 - メモリインタリーブと他のテクノロジーとの違い
メモリインタリーブとしばしば混同される他の技術には、キャッシュメモリの使用やディスクアクセスのためのバッファリングなどがありますが、これらは主記憶の物理的な構造を変更するものではありません。
キャッシュメモリはCPUと主記憶との速度差を埋めるために高速なメモリを使用し、データバッファリングは主に入出力操作の効率化に関連します。これに対し、メモリインタリーブは主記憶自体のアクセスパターンを最適化するものです。
したがって、正解は主記憶を複数の独立したグループに分け、それらに交互にアクセスすることによりアクセス速度の向上を図るという方法です。このアプローチはメモリアクセスの効率を高めるために非常に効果的です。