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合格発表日:2025年7月3日(あと43日)

応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問2 解説付き過去問

問題

3台の機械A、B、Cが良品を製造する確率は、それぞれ60%、70%、80%である。 機械A、B、Cが製品を一つずつ製造したとき、いずれか二つの製品が良品で残り一つが不良品になる確率は何%か。

正解

解説

この問題は、3台の機械がそれぞれ製品を1つずつ製造したとき、「2つが良品で1つが不良品になる確率」を求めるものです。
確率の基本的なルールと、独立な事象に対する確率の積、排反事象の合計の考え方が重要です。

  1. 各機械の良品・不良品の確率
    機械A・B・Cが良品を製造する確率はそれぞれ 60%、70%、80% です。
    これを小数で表すと、A:0.6、B:0.7、C:0.8 となります。
    それぞれの不良品の確率は、1から良品の確率を引いた値で、A:0.4、B:0.3、C:0.2 です。

  2. 2つが良品、1つが不良品となる組合せ
    3台のうち、どれか1台だけが不良品になるパターンは以下の3通りです。
    • Aが不良品、B・Cが良品:
      0.4 × 0.7 × 0.8 = 0.224

    • Bが不良品、A・Cが良品:
      0.6 × 0.3 × 0.8 = 0.144

    • Cが不良品、A・Bが良品:
      0.6 × 0.7 × 0.2 = 0.084

    これらは互いに重ならない(排反事象)ため、それぞれの確率を合計します。
    0.224 + 0.144 + 0.084 = 0.452(45.2%)

  3. 最終的な答え
    「2つが良品で1つが不良品」となる確率は45.2%です。
    選択肢の中では、これに一致するものがあるため、それが正解となります。

したがって、求める確率は45.2%となります。