応用情報技術者試験 平成31年春 午前問26 解説付き過去問
問題
データベースを記録媒体にどのように格納するかを記述したものはどれか。
正解
解説
この問題は、データベースの様々なスキーマのうち、記録媒体にデータベースをどのように格納するかに関わるスキーマを識別することを問うものです。
- データベースのスキーマの種類
データベース設計においては、概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマの三つのレベルが存在します。概念スキーマは全体のデータベースの構造と制約を定義します。外部スキーマはユーザーのグループごとのデータベースのビューを定義し、サブスキーマは外部スキーマの一部です。 - 内部スキーマの役割
内部スキーマは、データベースの物理的格納方式を定義するものです。これには、データの格納に用いる記録媒体の種類、データの配置方法、インデックスの使用方法などが含まれます。内部スキーマは、データベース管理システムのパフォーマンス最適化に直接関連し、効率的なデータアクセスと管理を実現するための詳細設計を提供します。
したがって、記録媒体にデータベースをどのように格納するかを記述したものは「内部スキーマ」です。このスキーマがデータベースの物理的な格納形式とアクセス方法を定義しているため、正解となります。