応用情報技術者試験 平成31年春 午前問24 解説付き過去問
問題
コードの値からデータの対象物が連想できるものはどれか。
正解
解説
この問題は、さまざまな種類のコードの中から、その値からデータの対象物を直接連想できるタイプを選ぶことを求めています。
- シーケンスコードとは
シーケンスコードは、一連の順序を持つ要素を表すために使用されます。例えば、製品番号やチケット番号などがこれに該当します。これらのコードは、単に順番を示しており、コード自体から対象物の具体的な特性を連想することは困難です。 - デシマルコードとは
デシマルコードは、10進数を使用して情報を符号化する方法です。一般的に数値データを扱う際に用いられますが、これもまた対象物の特性を直接的に連想させるものではありません。 - ニモニックコードとは
ニモニックコードは、対象物や操作を記憶しやすくするための助けとなるように設計された記号または略語です。例えば、プログラミング言語における命令セットで「ADD」が加算を示すように、コード自体がその機能や対象を直接的に表しています。この性質が、コードの値からデータの対象物を連想することを可能にします。 - ブロックコードとは
ブロックコードは、データのエラー検出や訂正を目的として使用されるコードで、一定のブロックまたはグループにデータを分割して処理します。これも、ニモニックコードのようにその値から直接的な対象物を連想するものではありません。
したがって、データの対象物をコードの値から直接連想できるのはニモニックコードです。これは、コード自体が意味を持ち、覚えやすい略語や記号を用いることで、直観的に対象物や操作を理解する手助けをしています。