応用情報技術者試験 平成30年春 午前問73 解説付き過去問
問題
インターネットショッピングで売上の全体に対して、あまり売れない商品の売上合計の占める割合が無視できない割合になっていることを指すものはどれか。
正解
解説
この問題は、インターネットショッピングにおける商品販売のパターンに関連する用語を問うものです。
- ロングテール理論の概念
ロングテールとは、少量多品種の商品が市場全体の売上に大きく寄与する現象を指します。インターネットショッピングの普及により、ニッチな商品が広い地域にわたって販売されるようになり、これらの商品が全体の売上の一定の割合を占めるようになりました。
この理論は、クリス・アンダーソンによって提唱され、ヒット商品だけでなく、多くのマイナー商品が合わさって大きな市場を形成することを説明しています。 - 他の用語との区別
アフィリエイトとは、ウェブサイトの所有者が他者の商品やサービスを推薦し、その結果生じた売上から報酬を得るシステムを指します。
オプトインは、ユーザーが特定のサービスに明示的に同意してメールマガジンなどの購読を開始することを意味します。
ドロップシッピングは、商品を在庫せずに販売し、注文が入った後にサプライヤーが直接顧客に商品を送る販売方法です。
これらはいずれも「あまり売れない商品の売上合計が全体に占める割合」に直接関連するものではありません。
したがって、問題文で指されている「あまり売れない商品の売上合計の占める割合が無視できない割合になっていること」を最も適切に説明しているのは「ロングテール」です。