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応用情報技術者試験 平成30年春 午前問33 解説付き過去問

問題

伝送速度30Mビット/秒の回線を使ってデータを連続送信したとき、平均して100秒に1回の1ビット誤りが発生した。
この回線のビット誤り率は幾らか。

正解

解説

この問題は、デジタル通信におけるビット誤り率(BER: Bit Error Rate)の計算を求めています。ビット誤り率は、送信された全ビット数のうち誤りが発生したビットの割合を示す指標です。

  1. 送信された総ビット数の算出
    伝送速度が30Mビット/秒とは、1秒あたり30,000,000ビットのデータが送信されることを意味します。
    この通信が100秒間行われたので、総ビット数は以下の通りです。
    30,000,000ビット/秒 × 100秒 = 3,000,000,000ビット

  2. ビット誤り率の計算
    平均して100秒間に1ビットの誤りが発生するということから、誤りは3,000,000,000ビット中1ビットです。
    したがって、ビット誤り率(BER)は以下の通りです。
    13,000,000,000 ≒ 3.33×10-10

したがって、この回線のビット誤り率は 3.33×10-10 です。通信品質の評価において、ビット誤り率の算出は非常に重要な指標となります。