応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問54 解説付き過去問
問題
ソフトウェアの機能量に着目して開発規模を見積もるファンクションポイント法で、調整前FPを求めるために必要となる情報はどれか。
正解
解説
この問題は、ソフトウェア開発において機能量を評価するファンクションポイント法(FP法)を理解し、調整前ファンクションポイント(FP)の計算に必要な要素を選択することが求められています。
- ファンクションポイント法の基本
ファンクションポイント法は、ソフトウェアの機能を量的に評価するための手法です。この方法では、ソフトウェアが提供する機能の「型」と「規模」に着目して、ソフトウェア全体の機能量を評価します。 - 調整前FPの計算に必要な情報
調整前FPを求めるためには、主にソフトウェアが持つ機能の数や種類に関する情報が必要です。これには入力データ、出力データ、ユーザーインターフェース数(画面数)、データファイル数などが評価対象となります。画面数は、ソフトウェアがユーザーとどのように対話するかを示す重要な指標の一つであり、ファンクションポイントの計算に直接影響を与えます。
したがって、調整前FPを求めるために必要な情報として「画面数」が正解です。この情報は、ソフトウェアが提供する機能の規模を判断する上で不可欠な要素を提供します。