応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問53 解説付き過去問
問題
あるシステムの開発工数を見積もると120人月であった。
このシステムの開発を12か月で終えるように表に示す計画を立てる。
プログラム作成工程には、何名の要員を確保しておく必要があるか。
ここで、工程内での要員の増減はないものとする。


正解
解説
この問題は、システム開発における工程ごとの工数配分と期間配分に基づいて、特定の工程(プログラム作成)に必要な要員数を計算するものです。
- 全体の工数と期間
システム全体の開発工数は120人月であり、全体の開発期間は12か月です。
このことから、1か月あたり平均して12012=10人の要員が必要であることが分かります。 - プログラム作成工程の工数
表によると、プログラム作成工程の工数割合は45%です。
したがって、プログラム作成工程に必要な工数は以下のとおりです。
120人月 × 0.45 = 54人月 - プログラム作成工程の期間
同じく表から、プログラム作成工程の期間割合は25%です。
12か月 × 0.25 = 3か月 - 必要な要員数の計算
この54人月の作業を3か月で行うためには、
543=18人の要員が必要になります。
したがって、プログラム作成工程に確保すべき要員数は 18人 です。