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合格発表日:2025年7月3日(あと15日)

応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問45 解説付き過去問

問題

無線LANのセキュリティプロトコル、暗号アルゴリズム、暗号鍵の鍵長の組合せのうち、適切なものはどれか。

正解

解説

無線LANのセキュリティ強度を決める重要な要素には、セキュリティプロトコル、使用される暗号アルゴリズム、そして鍵長があります。これらの要素が適切に組み合わされていなければ、無線通信の安全性は保証されません。

  1. セキュリティプロトコルの重要性
    セキュリティプロトコルは無線LANの通信を保護するための基本的な枠組みを提供します。古いプロトコルは新しい攻撃手法に対して脆弱であるため、常に最新のセキュリティプロトコルを使用することが推奨されます。例えば、WEPは古く、多くの脆弱性が存在するため、もはや安全とは言えません。

  2. 暗号アルゴリズムと鍵長
    暗号アルゴリズムはデータを安全に暗号化し、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐために使用されます。AESは現在最も安全とされる暗号アルゴリズムの一つです。鍵長は、暗号の強度を直接的に左右します。鍵長が長いほど、暗号は破られにくくなりますが、処理速度が遅くなる可能性があります。適切な鍵長は、セキュリティとパフォーマンスのバランスを考慮して選ばれるべきです。

したがって、最新のセキュリティプロトコルを使用し、強力な暗号アルゴリズムと十分な鍵長を備えた組み合わせが正解です。