応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問46 解説付き過去問

この問題は、SysMLの正しい説明を選択することを要求しています。SysML（システムモデリング言語）は、UML（統一モデリング言語）を基にしてシステム工学のアプローチで用いられるモデリング言語です。

1. SysMLとは
   SysMLは、複雑なシステムを効果的に表現し、設計するための標準的なモデリング言語です。UMLのサブセットとして開発され、システム工学の要求に応じた特定の拡張が施されています。これには、要求の管理、システムの行動、構造、およびパラメトリクスのモデリングが含まれます。
   
   
2. 他の選択肢の誤り
   第一の選択肢はMathMLの説明であり、SysMLとは関連がありません。第三の選択肢はシステムCやその他のシステムレベル記述言語の説明であり、SysMLとは異なります。最後の選択肢はハードウェア記述言語（例：VHDLやVerilog）の説明であり、これもSysMLの範疇ではありません。
   
   

したがって、システムの設計及び検証を行うために用いられる、UML仕様の一部を流用して機能拡張したグラフィカルなモデリング言語という説明が正解です。この説明はSysMLの目的と機能を正確に反映しています。