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合格発表日:2025年7月3日(あと59日)

応用情報技術者試験 令和7年春 午前問55 解説付き過去問

問題

あるサービスでは〔サービス可用性の SLA〕に基づき、サービス可用性の目標値の遵守状況を月ごとに測定して評価している。 ある月の実績値は99.3%だった。 この月にサービス可用性の目標値を達成するためには、サービス停止時間は、最低、何時間少なければよかったか。

〔サービス可用性の SLA〕
  • サービス可用性の目標値:99.5%以上
  • サービス提供時間帯:7時~22時
  • サービス提供日数:20日/月

正解

解説

この問題は、特定の月のサービス可用性(SLA)の目標値に照らして、必要なサービス停止時間の減少量を計算することに関するものです。

  1. サービス提供総時間の計算
    サービス提供時間帯は毎日7時から22時までで、これは1日あたり15時間のサービス提供を意味します。月に20日間サービスが提供されるため、全体のサービス提供時間は15時間/日 × 20日/月 = 300時間/月です。

  2. 目標可用性と実際の可用性からの停止時間の導出
    目標として設定されている可用性は99.5%です。これは、サービスが300時間中で99.5%の時間、つまり 300 × 99.5% = 298.5時間稼働することを意味します。一方で実際の可用性が99.3%だった場合、サービスは300 × 99.3% = 297.9時間稼働したことになります。

  3. 必要なサービス停止時間の減少量の計算
    目標の稼働時間は298.5時間、実際の稼働時間は297.9時間でしたので、これを満たすためには 298.5 - 297.9 = 0.6時間サービス停止時間を減らす必要がありました。この計算は、目標可用性を達成するために減らすべき具体的な停止時間を示しています。

したがって、サービスの停止時間を0.6時間減らすことで、目標値である99.5%のサービス可用性が達成されたであろうと結論付けられます。