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合格発表日:2025年7月3日(あと59日)

応用情報技術者試験 令和7年春 午前問34 解説付き過去問

問題

30kバイトのJPEGファイルを電子メールに添付するとき、実際の転送データはおよそ何kバイトになるか。 ここで、添付ファイルはMIME base64を用いてエンコーディングされるものとする。

正解

解説

この問題は、JPEGファイルを電子メールで送信する際に、MIME base64エンコーディングによるサイズ増加を理解することが求められます。

  1. Base64エンコーディングの概念
    Base64エンコーディングは、バイナリデータをASCII文字列に変換するエンコーディング方式です。この方式は、通常のバイナリデータをテキスト形式で安全に送信するために使用されます。Base64では、3バイトのバイナリデータを4バイトのテキストデータに変換します。これは、バイナリデータを64の文字セット(A-Z, a-z, 0-9, +, /)にエンコードするために必要です。

  2. データサイズの計算
    元のJPEGファイルのサイズが30kバイト(30,000バイト)の場合、Base64エンコーディングによるサイズ増加を計算する必要があります。Base64では、3バイトが4バイトに変換されるため、サイズは約 43 倍になります。30,000バイト × 43 = 40,000バイト、つまり約40kバイトとなります。この変換によるデータ量の増加が問題の解答の鍵となります。

したがって、30kバイトのJPEGファイルをBase64エンコーディングで電子メールに添付した場合、実際の転送データは約40kバイトになることが正解です。