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合格発表日:2025年7月3日(あと59日)

応用情報技術者試験 令和7年春 午前問28 解説付き過去問

問題

和両立である関係RとSがある。 R∩Sと等しいものはどれか。 ここで、-は差演算、∩は共通集合演算を表す。

正解

解説

この問題は、集合演算のうち「差演算」と「共通集合演算(積集合)」の関係性を理解しているかを問うものです。集合RとSが「和両立(union-compatible)」であることから、差演算(-)や共通集合演算(∩)が正しく行えることが前提です。

  1. 集合の基本的な関係
    集合R∩Sとは、RとSの両方に存在する要素の集合です。一方、差演算R-Sは「Rに含まれ、かつSには含まれない要素」を表します。これらを組み合わせることで、共通集合(R∩S)を別の形で表現することが可能です。

  2. 選択肢の検証
    「R-(R-S)」という式を考えると、これは「Rから、Rにだけ含まれてSに含まれない要素を取り除く」という意味になります。
    言い換えると、「Rの中でSにも含まれている要素」すなわち「R∩S」となります。よってこの式はR∩Sと等しくなります。

したがって、R∩Sと等しい式は「R-(R-S)」です。