応用情報技術者試験 令和7年春 午前問26 解説付き過去問
問題
関係を第2正規形から第3正規形に変換する手順はどれか。
正解
解説
この問題は、データベースの正規化における第2正規形から第3正規形への変換手順を問うものです。
- 第2正規形と第3正規形の理解
第2正規形(2NF)は、全ての非キー属性が候補キー全体に対して完全に関数従属している状態です。これに対し、第3正規形(3NF)は、2NFを満たす上で、非キー属性が他の非キー属性に対して関数従属しない状態を指します。つまり、すべての非キー属性が候補キーにのみ依存している必要があります。 - 第2正規形から第3正規形への変換
第2正規形から第3正規形への変換を実現するためには、非キー属性間の関数従属性を排除する必要があります。具体的には、候補キー以外の属性間に存在する関数従属性を特定し、それに基づいて関係(テーブル)を適切に分解します。この分解により、各非キー属性が候補キーにのみ依存するようになり、データベースが第3正規形に達します。
したがって、正解は「候補キー以外の属性間に関数従属性がある場合、その関係を分解する」です。この手順により、データベースの冗長性が減少し、更新の異常を防ぐことができます。