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合格発表日:2025年7月3日(あと59日)

応用情報技術者試験 令和7年春 午前問15 解説付き過去問

問題

仮想記憶管理におけるページ置換えアルゴリズムとしてLRU方式を採用する。 主記憶のページ枠が、4000、5000、6000、7000番地(いずれも16進数)の4ページ分で、プログラムが参照するページ番号の順が、1→2→3→4→2→5→3→1→6→5→4のとき、最後の参照ページ4は何番地にページインされているか。 ここで、最初の1→2→3→4の参照で、それぞれのページは4000、5000、6000、7000番地にページインされるものとする。

正解

解説

この問題は、仮想記憶管理におけるページ置換えアルゴリズムとして具体的なLRU(Least Recently Used)方式を採用した場合の、ページの配置を理解することを目的としています。

  1. LRU(Least Recently Used)アルゴリズムの概念
    LRUアルゴリズムは「最も長い間参照されていないページ」を置換える方法です。これにより、頻繁に使用されるデータが主記憶に残りやすくなります。

  2. 問題の参照順序の解析
    問題では、ページ番号1, 2, 3, 4が最初に4000, 5000, 6000, 7000の番地にそれぞれページインされます。次に、ページ2が再参照されるため、最も古く参照されたページ1が置換の対象となり、新たに要求されたページ5がページ1があった4000番地にページインされます。この流れを続けていくと、ページ3, 1, 6, 5の順に置換が発生し、最終的にページ4が6000番地に残ることが分かります。

したがって、ページ4は最終的に6000番地にページインされていることがわかります。このアルゴリズムの理解は、効率的なメモリ管理を行う上で非常に重要です。