応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問78 解説付き過去問
問題
著作権法で保護されるものはどれか。
正解
解説
著作権法は、創作性のある著作物を保護する法律であり、文芸、学術、美術、音楽、プログラムなどの著作物を対象とする。
- プログラムの著作権
コンピュータプログラムは、著作権法において「言語、音楽、その他の記号の組合せによる表現の一種」とされ、文芸著作物として保護の対象となる。コンパイラのプログラムも、創作性のあるプログラムであれば著作権の保護を受ける。 - アルゴリズムの著作権
アルゴリズムは、問題解決の手順や計算の手順を示すものであり、アイデアの一種である。著作権法では「アイデア」そのものは保護対象にならないため、アルゴリズムは著作権の保護を受けない。 - プログラム言語の著作権
プログラム言語は、コンピュータに指示を与えるための規則や構文の集合であり、一般的な「記号や体系」として扱われる。そのため、特定のプログラム言語自体は著作権の保護を受けない。 - プロトコルの著作権
プロトコルは、異なるシステム間の通信を行うための規則であり、標準仕様として利用される。そのため、著作権の保護対象ではない。