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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問54 解説付き過去問

問題

プロジェクトマネジメントにおけるファストトラッキングの例として、適切なものはどれか。

正解

解説

プロジェクトマネジメントにおけるファストトラッキングとは、従来の順序を変更し、アクティビティを並行して実施することで、プロジェクトのスケジュールを短縮する手法である。

  • 設計が終わったモジュールから順にプログラム開発を実施する
    ファストトラッキングの具体的な例として、設計が完了した部分から順次プログラム開発を進める手法がある。この方法を採用することで、すべての設計が完了するのを待たずに開発を開始でき、プロジェクト全体の期間を短縮できる。

  • 人的資源を追加する
    クリティカルパス上のアクティビティの遅れに対して、人的資源を追加して作業を早める手法は「クラッシング」と呼ばれ、ファストトラッキングとは異なる。

  • 残業の禁止
    コスト削減のために残業を禁止することは、スケジュール短縮の手法ではない。むしろ、進捗が遅れるリスクがある。

  • プロジェクトの延期
    仕様確定の遅れによってプロジェクトの完了予定日を延期することは、スケジュールを短縮する施策ではなく、むしろスケジュール管理上の調整措置に該当する。