応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問52 解説付き過去問
問題
PMBOKガイド第7版によれば、WBSの最下位のレベルの作業を何と呼ぶか。
正解
解説
PMBOKガイド第7版において、WBS(Work Breakdown Structure)はプロジェクトの作業を階層的に分解した構造であり、最下位のレベルに位置する作業単位をワーク・パッケージと呼ぶ。
- ワーク・パッケージ
ワーク・パッケージは、WBSの最下位レベルに位置する作業単位であり、プロジェクトの管理やスケジュール作成の基本単位となる。ワーク・パッケージは具体的なタスクやアクティビティに細分化され、責任の明確化や進捗管理を容易にする役割を持つ。 - WBS辞書
WBS辞書は、WBSの各要素の詳細な情報を記載したドキュメントであり、ワーク・パッケージの説明、成果物、責任者、必要なリソースなどの情報を含む。WBSの最下位レベルの作業単位を指すものではない。 - アクティビティ・リスト
アクティビティ・リストは、プロジェクトで実行すべき具体的な作業の一覧であり、WBSのワーク・パッケージから導出される。ワーク・パッケージよりもさらに細かい単位として、具体的な作業手順を示す役割を担う。 - プロジェクト・スコープ
プロジェクト・スコープは、プロジェクトで達成すべき目標や成果物の範囲を定義するものであり、WBS全体の作成に関わるが、最下位レベルの作業単位ではない。