応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問28 解説付き過去問
問題
化粧品の製造を行っているA社では、販売代理店を通じて商品販売を行っている。
今後の販売戦略に活用するために、次の三つの表を設計した。
これらの表を用いるだけでは得ることのできない情報はどれか。


正解
解説
以下は、設計された3つのテーブルから取得可能な情報と取得不可能な情報について、詳細に解説したものです。
- 商品ごとの販売数量の日別差異
「販売代理店別日別販売」テーブルには商品ID、販売数量、日付の情報が含まれています。これらのデータを基に商品IDごとに日付ごとの販売数量を比較することで、商品ごとの日別差異を求めることが可能です。
- 性別ごとの売れ筋商品
「商品購入」テーブルの顧客IDをキーに「顧客」テーブルと結合することで、各顧客の性別と購入した商品IDを関連付けられます。その後、性別ごとに購入商品を集計すれば、売れ筋商品を特定することが可能です。
- 販売代理店ごとの購入者数の日別差異
「商品購入」テーブルには日付の情報が含まれていないため、日別のデータを生成することができません。このため、販売代理店ごとの購入者数の日別差異を取得することは不可能です。この情報を得るには、「商品購入」テーブルに日付情報を追加する必要があります。
- 販売代理店ごとの売れ筋商品
「販売代理店別日別販売」テーブルには、商品IDと販売数量の情報が含まれています。この情報を販売代理店ごとに集計すれば、売れ筋商品を特定することが可能です。