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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和6年秋 午前問8 解説付き過去問

問題

RISCプロセッサの5段パイプラインの命令実行制御の順序はどれか。 ここで、このパイプラインのステージは次の五つとする。

  1. 書込み
  2. 実行とアドレス生成
  3. 命令デコードとレジスタファイル読出し
  4. 命令フェッチ
  5. メモリアクセス

正解

解説

RISCプロセッサの5段パイプラインは、命令の実行を5つのステージに分割して並列処理を行う方式です。それぞれのステージの役割と、命令実行の順序について説明します。

  • 命令フェッチ
    プログラムカウンタ(PC)を参照し、次に実行する命令をメモリから取得します。
  • 命令デコードとレジスタファイル読出し
    取得した命令を解読し、必要な操作やレジスタの内容を準備します。
  • 実行とアドレス生成
    命令の種類に応じた演算を実行し、必要であればメモリアクセス用のアドレスを計算します。
  • メモリアクセス
    データメモリにアクセスし、必要なデータの読み書きを行います。
  • 書込み
    実行結果をレジスタやメモリに書き込み、次の命令に備えます。

命令の実行順序は以下の通りです:

  1. まず、命令フェッチを行い命令を取得します。
  2. 次に、命令をデコードし、必要なレジスタの内容を読み出します。
  3. その後、演算やアドレス生成を実行します。
  4. 次に、必要な場合はメモリにアクセスしてデータを取得または格納します。
  5. 最後に、結果を目的のレジスタやメモリに書き込みます。

したがって、正しい順序は「命令フェッチ → 命令デコードとレジスタファイル読出し → 実行とアドレス生成 → メモリアクセス → 書込み」であり、これは選択肢の④、③、②、⑤、①に該当します。