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次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和4年春 午前問62 解説付き過去問

問題

SOAの説明はどれか。

正解

解説

SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)は、システムを複数の独立したサービス(機能部品)に分割し、それらを連携させて業務システムを構築するアプローチです。

この手法では、業務プロセスごとに必要な機能をサービスとして提供し、それぞれのサービスは独立して開発・運用が可能です。そのため、再利用性が高まり、変更や追加にも柔軟に対応できるようになります。

SOAの目的は、システムの柔軟性・拡張性・保守性を向上させることで、以下のような利点があります。
  • 機能の独立性
    各サービスは独立しており、他のサービスと疎結合で連携するため、個別の変更が全体に影響を及ぼしにくいです。

  • 再利用性の向上
    共通する処理をサービスとして切り出すことで、異なる業務プロセスやシステムで同じサービスを再利用できます。

  • 業務との対応付けの明確化
    利用者の視点で業務プロセスとサービスを対応付けることができるため、業務改善や業務変更にも柔軟に対応できます。

このように、SOAはシステムの柔軟な設計・開発・運用を可能とする、現代のシステムアーキテクチャにおいて重要な概念です。