応用情報技術者試験 令和4年春 午前問57 解説付き過去問
問題
基幹業務システムの構築及び運用において、データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として、適切なものはどれか。
正解
解説
この問題は、基幹業務システムにおけるデータ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)の役割の違いに焦点を当てています。特に、DAの責任範囲を理解することが求められます。
- データ管理者(DA)の主要な役割
データ管理者(DA)は、企業のデータアーキテクチャ、データモデリング、およびデータの標準化を担当します。DAは、システムの設計段階で論理データベースの設計を行い、データの整合性と再利用性を保証するためにデータ項目の管理と標準化を行います。 - データベース管理者(DBA)の役割との比較
一方、データベース管理者(DBA)は、物理データベースの実装、維持、パフォーマンスの最適化、および障害時の復旧を担当します。これにはディスク装置の管理やシステムのパフォーマンスチューニングも含まれますが、これらはDAの主要な役割ではありません。
したがって、システム開発の設計工程において、主に論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する役割はデータ管理者(DA)に適しています。この役割はデータの整合性と効率的なアクセスを確保するために重要です。