応用情報技術者試験 令和4年春 午前問38 解説付き過去問
問題
チャレンジレスポンス認証方式に該当するものはどれか。
正解
解説
この問題は、チャレンジレスポンス認証方式についての理解を問うものです。チャレンジレスポンス認証は、セキュリティが強化された認証方法の一つで、不正アクセスのリスクを低減します。
- チャレンジレスポンス認証方式の基本概念
チャレンジレスポンス認証方式では、サーバがランダムなデータ(チャレンジ)をクライアントに送信し、クライアントはそのチャレンジを用いて何らかの計算を行い、その結果(レスポンス)をサーバに送ります。これにより、クライアントが正当な利用者であることをサーバが検証します。 - 各選択肢の評価
最初の選択肢は固定パスワードを用いるため、チャレンジレスポンス認証方式ではありません。二番目の選択肢も、端末の固定的な情報を用いるため該当しません。三番目の選択肢は、トークンからの一時的な数字列を用いるものの、チャレンジとレスポンスの計算プロセスが含まれていないため、これもチャレンジレスポンス認証方式ではありません。正解の選択肢は、サーバが提供したランダムなデータを用いてクライアント側で計算を行い、その結果をサーバが検証するプロセスを含んでいるため、チャレンジレスポンス認証方式に該当します。
したがって、利用者が入力したパスワードと、サーバから受け取ったランダムなデータをクライアントで演算し、その結果をサーバに送信して、サーバで検証する方式がチャレンジレスポンス認証に該当し、正解です。