応用情報技術者試験 令和4年秋 午前問72 解説付き過去問
問題
構成表の製品Aを300個出荷しようとするとき、部品bの正味所要量は何個か。
ここで、A、a、b、c の在庫量は在庫表のとおりとする。
また、他の仕掛残、注文残、引当残などはないものとする。


正解
解説
この問題は、製品Aの出荷に必要な部品bの正味所要量を計算することを問うものです。製品Aの構成、およびその部品に対する需要を理解することが重要です。
- 構成表の解析
まず、製品Aの構成を理解する必要があります。画像に示された構成表によると、製品Aを1個製造するには部品aが1個と部品bが2個必要です。また、部品aを作るにはさらに部品bが3個必要です。これを基に、製品A一つあたりの部品bの総需要を計算します。
製品A 1個に直接必要な部品b = 2個
製品A 1個に間接的に必要な部品b(部品aを通じて)= 3個
したがって、製品A 1個あたりに必要な部品bの総量 = 2個 + 3個 = 5個 - 正味所要量の計算
製品Aを300個生産するために必要な部品bの総量を計算します。上記で求めた1個あたりの部品bの必要量は5個ですので、
300個 × 5個 = 1,500個
これが製品Aを300個製造するために必要な部品bの総量です。しかし、問題文によれば部品bの在庫が900個あるため、これを差し引いた正味所要量を求めます。
1,500個 − 900個 = 600個
したがって、部品bの正味所要量は600個となります。この計算により、選択肢の中から600という答えが正しいことが確認できます。