応用情報技術者試験 令和4年秋 午前問19 解説付き過去問
問題
LANに接続された3台のプリンターA~Cがある。
印刷時間が分単位で4、6、3、2、5、3、4、3、1の9個の印刷データがこの順で存在する場合、プリンターCが印刷に要する時間は何分か。
ここで、プリンターは、複数台空いていれば、A、B、Cの順で割り当て、1台も空いていなければ、どれかが空くまで待ちになる。
また、初期状態では3台とも空いている。
正解
解説
この問題は、複数のプリンターに対して印刷ジョブを効率的に分配し、特定のプリンターが要する合計印刷時間を計算することに関するものです。各プリンターにジョブがどのように割り当てられるかを理解することが求められます。
- プリンターへのジョブ割り当て
最初の3つの印刷データ(4分、6分、3分)は、それぞれプリンターA、B、Cに割り当てられます。次に、プリンターCが最初に空くため、次の2分のデータがCに割り当てられます。これにより、プリンターCは合計5分(3 + 2分)の印刷時間を消費します。
次に、プリンターAが空くため、5分のデータがAに、続いて3分のデータがCに割り当てられます(これまでの合計8分)。プリンターBが空くと、4分のデータがBに割り当てられ、最後に空いたプリンターCに3分のデータが割り当てられます(Cの合計は11分)。最終的に1分のデータが最初に空くプリンターに割り当てられます。 - プリンターCの総印刷時間の計算
プリンターCには初めに3分のジョブが割り当てられ、次に2分のジョブ、さらに3分のジョブが割り当てられます。最後に3分のジョブが割り当てられるため、プリンターCの総印刷時間は3 + 2 + 3 + 3 = 11分となります。
したがって、プリンターCが印刷に要する時間は合計11分です。この計算は、各プリンターが空く順番と割り当てられるデータの時間を正確に追跡することによって行われます。