応用情報技術者試験 令和3年春 午前問50 解説付き過去問
問題
アジャイル開発などで導入されている"ペアプログラミング"の説明はどれか。
正解
解説
ペアプログラミングはアジャイル開発の一部として非常に重要であり、単にコーディングを効率化するだけでなく、品質の向上や知識の共有も目的としています。
- ペアプログラミングの基本的な概念
ペアプログラミングは、2人のプログラマーが一緒に一台のコンピュータで作業を行う開発手法です。この方法では、一人が「ドライバー」として実際のコーディングを担当し、もう一人が「ナビゲーター」として全体の方向性を監督し、コードの問題点を指摘します。
この協力的な作業形式は、コードの誤りを減らし、よりクリーンで効率的なコードを作成するのに役立ちます。 - ペアプログラミングの目的と効果
ペアプログラミングは、単にコードを書く速度を向上させるだけではなく、プログラムの品質を向上させることや、組織内での知識共有を促進することも目的としています。プログラマー間の協力により、技術的な洞察や解決策が共有され、プロジェクト全体の品質が向上します。
また、この手法は新しいプログラマーが既存のチームに迅速に適応するのを助けるための効果的な手段ともなります。新人プログラマーは経験豊富なプログラマーと密接に作業することで、早期に重要なスキルやプロジェクトに関連する知識を獲得することができます。
したがって、正解は「品質の向上や知識の共有を図るために、2人のプログラマがペアとなり、その場で相談したりレビューしたりしながら、一つのプログラムの開発を行う」という説明です。この選択肢がペアプログラミングの核心的な目的と効果を最も正確に表しています。