応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
次回試験日:2025年4月20日(あと1日)

応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問49 解説付き過去問

問題

アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。 ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。

正解

解説

この問題は、アジャイル開発における進捗管理のためのプラクティスである「バーンダウンチャート」について問うものです。バーンダウンチャートは、チームが計画された作業量に対して、どの程度の作業を消化したかを可視化するためのツールです。

  1. バーンダウンチャートの構造
    バーンダウンチャートでは、縦軸に「残作業量」、横軸に「時間(作業日やスプリントなど)」を取ります。プロジェクト開始時に設定された総作業量から、時間の経過とともに残作業量が減少する様子を描きます。したがって、理想的には右肩下がりのグラフになります。

  2. 予定線と実績線の違い
    バーンダウンチャートには、理想的な進捗の目安として「予定線(破線)」が描かれます。この線は、開始日から終了日まで均等に進捗した場合の残作業量の推移を示しています。一方、実際の進捗は「実績線(実線)」として記録され、毎日の作業結果に応じて更新されます。予定線と実績線の差分を確認することで、進捗の遅れや早まりを即座に把握することができます。

したがって、破線で予定の進捗、実線で実際の残作業量の推移を表し、時間の経過とともに右下がりになるグラフがバーンダウンチャートです。この特徴を備えた図が、バーンダウンチャートに該当します。