応用情報技術者試験 令和3年秋 午前問47 解説付き過去問
問題
UMLにおける振る舞い図の説明のうち、アクティビティ図のものはどれか。
正解
解説
この問題は、UML(統一モデリング言語)における異なる振る舞い図の特徴を理解し、アクティビティ図に関連する説明を選び出すことが求められています。
- アクティビティ図の基本的な概念
アクティビティ図は、UMLの振る舞い図の一つで、プロセスやワークフローの流れを視覚的に表現するために用いられます。この図は、プロセス中の各活動(アクティビティ)とそれらの間の流れ(コントロールフロー)を示すために、様々な記号を使用して描かれます。 - 他のUML振る舞い図との比較
アクティビティ図としばしば混同される他の図には、シーケンス図、ユースケース図、および状態遷移図があります。シーケンス図はオブジェクト間の相互作用を時系列で表現し、ユースケース図はシステムが提供する機能と外部のアクターとの関係を示し、状態遷移図はオブジェクトの状態変化を表現します。これらの説明はアクティビティ図の特性とは異なります。
したがって、アクティビティ図に最も適した説明は「ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する」です。これはアクティビティ図がプロセスの流れとその制御を視覚的に描くことに特化しているためです。