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合格発表日:2025年7月3日(あと43日)

応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問59 解説付き過去問

問題

システム監査のフォローアップにおいて、監査対象部門による改善が計画よりも遅れていることが判明した際に、システム監査人が採るべき行動はどれか。

正解

解説

システム監査のフォローアップにおいて、監査対象部門の改善が計画よりも遅れていることが判明した場合、システム監査人はその原因を確認し、適切な助言を行うことが求められる。

  • 遅れの原因を確かめるために、監査対象部門に対策の内容や実施状況を確認する
    フォローアップの目的は、監査報告で示した改善提案が適切に進められているかを確認することである。進捗の遅れが発生した場合、その原因を特定し、適切な対応策を講じるために、監査対象部門にヒアリングを行うことが重要である。

  • 遅れの原因に応じた具体的な対策の実施を、監査対象部門の責任者に指示する
    監査人には指示権限がなく、改善の実施責任は監査対象部門にある。そのため、監査人が具体的な対策の実施を指示することは適切ではない。

  • 遅れを取り戻すために、監査対象部門の改善活動に参加する
    監査の独立性を保つために、監査人が改善活動に直接関与することは避けるべきである。監査人の役割は、進捗を確認し、適切な助言を行うことである。

  • 遅れを取り戻すための監査対象部門への要員の追加を、人事部長に要求する
    要員の追加や人事に関する決定は、監査人の職務範囲外であり、監査対象部門が主体的に判断すべき事項である。監査人は、遅れの要因を特定し、適切な対応策について助言を行うべきである。