応用情報技術者試験ナビ ロゴ 応用情報技術者試験ナビ
合格発表日:2025年7月3日(あと43日)

応用情報技術者試験 令和2年秋 午前問23 解説付き過去問

問題

次の表に示す値が格納されたLUT(Lookup Table)と等価な回路はどれか。 ここで、LUTのアドレス信号A2~A0はA0がLSBで、各回路の入力信号aがA2,bがA1,cがA0に対応する。

正解

解説

この問題は、3ビットの入力(a, b, c)に対して出力値が定義されたLUT(Lookup Table)の内容と等価な論理回路を識別する問題です。各ビットの対応は a=A2、b=A1、c=A0(LSB)とされています。

  1. LUTの出力条件の整理
    与えられた表から、アドレス(入力の組合せ)と出力値は次のようになっています:
    000 → 0
    001 → 1
    010 → 0
    011 → 1
    100 → 0
    101 → 1
    110 → 1
    111 → 0
    このうち、出力が1となるアドレスは以下の4つです。
    ・001(a=0, b=0, c=1)
    ・011(a=0, b=1, c=1)
    ・101(a=1, b=0, c=1)
    ・110(a=1, b=1, c=0)

  2. 論理式の導出
    出力が1となる入力条件を論理積で表すと次のようになります:
    ab・c
    a・b・c
    ・a・b・c
    ・a・b・c
    これらを論理和でまとめると、以下の積和形論理式になります:
    Y = ab・c + a・b・c + a・b・c + a・b・c

  3. 等価な回路の判定
    この論理式を具現化した回路を選択肢から確認すると、各項をANDゲートで構成し、それらをORゲートでまとめた回路が該当します。これにより、LUTに記録されたすべての1の出力条件に対して正しく1を出力し、それ以外では0を出力します。

以上により、このLUTと等価な論理動作をするのは、上記の論理式を満たす回路です。