応用情報技術者試験 令和元年秋 午前問12 解説付き過去問
問題
SDメモリカードの上位規格の一つであるSDXCの特徴として、適切なものはどれか。
正解
解説
SDメモリカードの上位規格であるSDXCに関する問題は、その特徴を理解することが重要です。SDXCはSDメモリカードの拡張版として、特に大容量データの扱いに関する技術的進歩がなされています。
- SDXCの定義と基本的な特性
SDXC(Secure Digital eXtended Capacity)は、SDHC(Secure Digital High Capacity)の後継として開発されました。この規格は、特に大容量データをサポートすることを目的としており、最大2テラバイト(TB)までのデータを扱うことができます。 - ファイルシステムの採用
SDXCカードでは、ファイルシステムにexFAT(Extended File Allocation Table)が採用されています。exFATファイルシステムは、大容量ファイルの保存に適した構造を持っており、特に高解像度の動画や高品質の写真など、大きなファイルサイズのメディアを扱う際に有効です。このため、SDXCはプロフェッショナルな写真家やビデオクリエーターにとって非常に有用なツールとなっています。 - 他の選択肢との比較
他の選択肢として挙げられた特徴、例えば周辺機能の搭載や著作権保護技術の採用、小型サイズのカードはSDXCの主要な特徴ではありません。SDXCの主な進歩は、大容量のデータストレージとその管理に焦点を当てた点にあります。
したがって、SDXCカードがファイルシステムにexFATを採用し、最大2Tバイトの容量に対応できるという特性が最も適切な選択肢です。この特性がSDXCの最大の利点であり、他のSDカード規格と区別される主要な理由となっています。