応用情報技術者試験 平成31年春 午前問66 解説付き過去問
問題
サブスクリプション方式のソフトウェア調達はどれか。
正解
解説
この問題は、ソフトウェア調達の方法としてサブスクリプション方式について問うものです。
- サブスクリプション方式の定義
サブスクリプション方式では、ユーザーはソフトウェアの永久所有権を持つのではなく、定期的に利用料を支払うことでソフトウェアを利用する権利を得ます。
この方式は、最新のソフトウェアを常に使えるようにするための継続的な支払いが特徴です。利用者は必要な期間だけソフトウェアを利用し、支払いを停止すれば利用権も終了します。 - 他の選択肢との比較
①の選択肢は永続使用ライセンスの購入であり、サブスクリプションとは異なり初期コストが高く、利用人数が増えるごとに追加のライセンス購入が必要です。
②の選択肢は新しいOSで動作するソフトウェアパッケージを一度購入する形式であり、これもサブスクリプション方式ではありません。
③の選択肢は自社開発のソフトウェアを無形固定資産として計上する方法で、これも購入またはサブスクリプションとは異なるアプローチです。
したがって、サブスクリプション方式は「ベンダが提供するソフトウェアを、利用料金を支払うことによって一定期間の利用権を得て利用する」ことにより定義されます。この方式は柔軟性が高く、最新のソフトウェアを低コストで利用できるため、多くの企業に採用されています。