応用情報技術者試験 平成31年春 午前問22 解説付き過去問
問題
音声を標本化周波数10kHz、量子化ビット数16ビットで4秒間サンプリングして音声データを取得した。
この音声データを、圧縮率1/4のADPCMを用いて圧縮した場合のデータ量は何kバイトか。
ここで、1kバイトは1,000バイトとする。
正解
解説
この問題は、音声データをADPCM(適応型差分パルス符号変調)を用いて圧縮した際のデータ量を求めるものです。音声データのサンプリング周波数、量子化ビット数、サンプリング時間、および圧縮率を考慮して計算を行います。
- 音声データの元のサイズ計算
音声データの元のサイズを計算するために、サンプリング周波数、量子化ビット数、サンプリング時間を用います。
サンプリング周波数は10kHz、量子化ビット数は16ビット、サンプリング時間は4秒です。
1秒間に10,000回サンプリングし、各サンプルは16ビット(2バイト)ですので、
1秒あたりのデータ量 = 10,000 x 2バイト = 20,000バイト
全体では、20,000バイト/秒 x 4秒 = 80,000バイト - ADPCMによる圧縮
ADPCMを用いた場合の圧縮率が14であるため、元のデータ量を4で割ります。
圧縮後のデータ量 = 80,000バイト ÷ 4 = 20,000バイト
さらに、このデータ量をkバイトに換算します。
1kバイト = 1,000バイトであるため、20,000バイト = 20 kバイト
したがって、圧縮後のデータ量は20 kバイトとなり、選択肢の20が正解です。