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合格発表日:2025年7月3日(あと29日)

応用情報技術者試験 平成31年春 午前問22 解説付き過去問

問題

音声を標本化周波数10kHz、量子化ビット数16ビットで4秒間サンプリングして音声データを取得した。 この音声データを、圧縮率1/4のADPCMを用いて圧縮した場合のデータ量は何kバイトか。 ここで、1kバイトは1,000バイトとする。

正解

解説

この問題は、音声データをADPCM(適応型差分パルス符号変調)を用いて圧縮した際のデータ量を求めるものです。音声データのサンプリング周波数、量子化ビット数、サンプリング時間、および圧縮率を考慮して計算を行います。

  1. 音声データの元のサイズ計算
    音声データの元のサイズを計算するために、サンプリング周波数、量子化ビット数、サンプリング時間を用います。
    サンプリング周波数は10kHz、量子化ビット数は16ビット、サンプリング時間は4秒です。
    1秒間に10,000回サンプリングし、各サンプルは16ビット(2バイト)ですので、
    1秒あたりのデータ量 = 10,000 x 2バイト = 20,000バイト
    全体では、20,000バイト/秒 x 4秒 = 80,000バイト

  2. ADPCMによる圧縮
    ADPCMを用いた場合の圧縮率が14であるため、元のデータ量を4で割ります。
    圧縮後のデータ量 = 80,000バイト ÷ 4 = 20,000バイト
    さらに、このデータ量をkバイトに換算します。
    1kバイト = 1,000バイトであるため、20,000バイト = 20 kバイト

したがって、圧縮後のデータ量は20 kバイトとなり、選択肢の20が正解です。