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合格発表日:2025年7月3日(あと29日)

応用情報技術者試験 平成31年春 午前問13 解説付き過去問

問題

稼働率が等しい装置を直列や並列に組み合わせたとき、システム全体の稼働率を高い順に並べたものはどれか。 ここで、各装置の稼働率は0より大きく1未満である。

正解

解説

装置Xの稼働率を0.8と仮定し、各接続の稼働率を計算します。

  • 並列接続(A)
    並列接続の稼働率は、以下の式で計算されます:
    1 - ((1 - 稼働率) × (1 - 稼働率))
    = 1 - ((1 - 0.8) × (1 - 0.8))
    = 1 - (0.2 × 0.2)
    = 1 - 0.04 = 0.96
    したがって、並列接続の稼働率は0.96です。

  • 直列接続(B)
    直列接続の稼働率は、以下の式で計算されます:
    稼働率 × 稼働率
    = 0.8 × 0.8
    = 0.64
    したがって、直列接続の稼働率は0.64です。

  • 混合接続(C)
    混合接続は、まず直列接続で得られる稼働率に基づいて計算します:
    直列接続の稼働率 = 0.8 × 0.8 = 0.64
    その後、並列接続の式を用いて計算します:
    1 - ((1 - 直列稼働率) × (1 - 直列稼働率))
    = 1 - ((1 - 0.64) × (1 - 0.64))
    = 1 - (0.36 × 0.36)
    = 1 - 0.1296 = 0.8704
    したがって、混合接続の稼働率は約0.870です。

計算結果を比較すると、稼働率が高い順は以下の通りです:

  1. 並列接続(A):0.96
  2. 混合接続(C):約0.870
  3. 直列接続(B):0.64

したがって、正しい順序は「A、C、B」となります。