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合格発表日:2025年7月3日(あと1日)

応用情報技術者試験 平成30年春 午前問25 解説付き過去問

問題

3次元の物体を表すコンピュータグラフィックスの手法に関する記述のうち、サーフェスモデルの説明として、最も適切なものはどれか。

正解

解説

この問題は、3次元コンピュータグラフィックスにおける異なるモデリング手法を理解し、それぞれの特徴を識別する能力を問うものです。特に、サーフェスモデルとして適切な表現方法を選ぶことが求められています。

  1. サーフェスモデルの定義
    サーフェスモデル(表面モデル)は、3次元物体の表面を形成するためにポリゴンや曲面パッチを使用するモデリング手法です。これにより、物体の表面が滑らかかつ詳細に表現されることが可能になります。

  2. 他のモデリング手法との比較
    「物体を頂点と頂点を線で結ぶ」方法はワイヤーフレームモデルと呼ばれ、表面ではなく骨組みを表現します。「物体を固形物として表現する」方法はソリッドモデルと呼ばれ、内部までを一体としてモデル化します。「メタボールを使用する」方法は、柔軟な形状変更が可能な特殊な技術で、これもサーフェスモデルとは異なります。

したがって、サーフェスモデルの説明として最も適切なのは、「物体を、ポリゴンや曲面パッチを用いて表現する」という選択肢です。この方法は表面のみを詳細に再現し、リアルな視覚表現を可能にするため、3次元グラフィックスの分野で広く用いられています。