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合格発表日:2025年7月3日(あと15日)

応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問73 解説付き過去問

問題

ある期間の生産計画において、表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。 ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が25個あり、ほかの在庫残、仕掛残、注文残、引当残などはないものとする。

正解

解説

この問題は、製品Aの需要量に対して、構成部品である部品Dの正味所要量を計算するものです。部品表に示された構成関係をもとに、階層的に所要量を求めていく必要があります。

  1. 製品Aの構成と需要量
    製品Aは、ユニットBを4個、ユニットCを1個使用して構成されています。
    製品Aの需要は10個なので、必要なユニット数は以下のとおりです。
    • ユニットB:4 × 10 = 40個
    • ユニットC:1 × 10 = 10個

    ユニットBには在庫残が5個あるため、正味所要量は 40 - 5 = 35個となります。
    ユニットCには在庫がないため、正味所要量は10個のままです。

  2. ユニットB・ユニットCの構成と部品Dの必要量
    ユニットBは、1個につき部品Dを3個使用します。
    ユニットCは、1個につき部品Dを1個使用します。
    それぞれの正味所要量に基づいて、部品Dの総必要量を計算します。
    • ユニットB:35 × 3 = 105個
    • ユニットC:10 × 1 = 10個
    部品Dの総所要量は 105 + 10 = 115個です。

  3. 部品Dの在庫調整
    部品Dには25個の在庫があります。
    よって、部品Dの正味所要量は 115 - 25 = 90個となります。

したがって、部品Dの正味所要量は 90個 です。