応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問73 解説付き過去問
問題
ある期間の生産計画において、表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。
ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が25個あり、ほかの在庫残、仕掛残、注文残、引当残などはないものとする。


正解
解説
この問題は、製品Aの需要量に対して、構成部品である部品Dの正味所要量を計算するものです。部品表に示された構成関係をもとに、階層的に所要量を求めていく必要があります。
- 製品Aの構成と需要量
製品Aは、ユニットBを4個、ユニットCを1個使用して構成されています。
製品Aの需要は10個なので、必要なユニット数は以下のとおりです。
- ユニットB:4 × 10 = 40個
- ユニットC:1 × 10 = 10個
ユニットBには在庫残が5個あるため、正味所要量は 40 - 5 = 35個となります。
ユニットCには在庫がないため、正味所要量は10個のままです。 - ユニットB・ユニットCの構成と部品Dの必要量
ユニットBは、1個につき部品Dを3個使用します。
ユニットCは、1個につき部品Dを1個使用します。
それぞれの正味所要量に基づいて、部品Dの総必要量を計算します。
- ユニットB:35 × 3 = 105個
- ユニットC:10 × 1 = 10個
- 部品Dの在庫調整
部品Dには25個の在庫があります。
よって、部品Dの正味所要量は 115 - 25 = 90個となります。
したがって、部品Dの正味所要量は 90個 です。