応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問70 解説付き過去問
問題
MPEG4などに存在するパテントプールの説明として、適切なものはどれか。
正解
解説
パテントプールとは、複数の企業がそれぞれの特許を共有し、一括して管理しライセンスする仕組みです。この問題では、MPEG-4などの技術に関連するパテントプールの説明が求められています。
- パテントプールの概念
パテントプールは、特定の技術や製品に関連する複数の特許を、異なる企業が持ち寄り一括管理するシステムです。この仕組みによって、特許の利用が容易になり、訴訟リスクの低減や、技術の普及が促進されます。 - MPEG-4とパテントプール
MPEG-4は、デジタルオーディオ・ビデオ圧縮の国際標準の一つであり、この技術を使用するためには関連する複数の特許が必要とされます。MPEG-4関連のパテントプールには、多くの企業が関連特許を持ち寄っており、これにより一つのライセンスで多くの必須特許の利用が可能になっています。
したがって、正解は「複数の企業が自社の特許権をもち寄り、特許権を一括して管理する仕組み」です。この選択肢が、パテントプールの定義とMPEG-4における特許の管理方法を最も適切に表しています。