【速報】2026年度から応用情報・高度・情報処理安全確保支援士がCBT方式へ移行
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2025年8月12日付で、2026年度(令和8年度)から「応用情報技術者試験(AP)」「高度試験」「情報処理安全確保支援士試験(SC)」をペーパー方式からCBT(Computer Based Testing)方式へ移行する予定である旨を発表しました。
CBT方式への移行目的
- 社会のデジタル化を踏まえた、受験者の負担軽減と利便性向上
- 会場設置PCを用いて、画面に表示される問題にキーボード・マウスで解答
試験実施時期(予定)
従来の春期(4月)/秋期(10月)の年2回から見直し、一定期間内の複数日で実施予定。受験者は実施期間中の空席がある会場・日時を選択して申込できるようになります。
※詳細な実施時期は後日案内予定。
対象となる試験区分(予定)
以下の10区分が対象です(ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報は従来どおり)。
- 応用情報技術者試験(AP)
- ITストラテジスト(ST)/システムアーキテクト(SA)/プロジェクトマネージャ(PM)
- ネットワークスペシャリスト(NW)/データベーススペシャリスト(DB)/エンベデッドシステムスペシャリスト(ES)
- ITサービスマネージャ(SM)/システム監査技術者(AU)
- 情報処理安全確保支援士(SC)
試験範囲・形式・時間の変更有無
- 問う知識・技能の範囲:変更なし
- 出題形式(多肢選択・記述・論述)/出題数/試験時間:変更なし
科目名称の変更(予定)
予約枠から日時選択できる方式に合わせ、以下のように科目名が変更される予定です。
区分 | 現在の科目名 | CBT移行後の科目名(予定) |
---|---|---|
応用情報技術者試験(AP) | 午前試験 午後試験 |
科目A試験(150分) 科目B試験(150分) |
高度試験 |
午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後Ⅰ 午後Ⅱ |
科目A-1(50分) 科目A-2(40分) 科目B-1(90分) 科目B-2(120分) |
情報処理安全確保支援士(SC) | 午前Ⅰ 午前Ⅱ 午後 |
科目A-1(50分) 科目A-2(40分) 科目B(150分) |
なお、免除制度は継続予定です。午前Ⅰ免除制度 → 科目A-1試験免除制度、午前Ⅱ免除制度 → 科目A-2試験免除制度。
当日の時間構成(予定)と休憩
- 各試験時間は従来どおり(変更なし)
- 高度(A-1⇔A-2、B-1⇔B-2)およびSC(A-1⇔A-2)の科目間に10分休憩を設置予定
- 免除対象の場合、当該科目の試験時間は受験不要
申込・受験のイメージ(予定)
「科目A群(A/A-1/A-2)」と「科目B群(B/B-1/B-2)」は実施期間を分けて行う予定で、申込時に両群を同時予約する想定です。会場ごとに実施時間帯が異なり、予約枠から自由に選択できます。
特別措置試験(予定)
身体の不自由などによりCBT方式での受験が難しい方向けに、筆記による特別措置試験の実施を予定。詳細は追って案内されます。
最新情報・正式な実施要項は、必ずIPAの公式発表をご確認ください。
IPA「応用情報・高度・SCにおけるCBT方式での実施について」(2025年8月12日公開)
IPA「応用情報・高度・SCにおけるCBT方式での実施について」(2025年8月12日公開)