応用情報技術者試験 平成30年春 午前問29 解説付き過去問
問題
関係データベース管理システム(RDBMS)のデータディクショナリに格納されるものはどれか。
正解
解説
この問題は、関係データベース管理システム(RDBMS)のデータディクショナリに格納される内容を理解することを目的としています。
- データディクショナリの役割
データディクショナリは、データベースのメタデータを保持するシステムテーブルの集合です。メタデータには、データベーススキーマ、データ型、制約、アクセス権限といった情報が含まれます。これにより、データベース管理システムはデータの構造と、データに対する操作がどのように行われるべきかを知ることができます。 - スキーマの定義情報
スキーマの定義情報は、データベース内のすべてのテーブル、列、データ型、およびそれらの間の関係を記述する情報です。データディクショナリに格納されることで、システムはテーブルや列がどのように構成され、どのように相互作用するかを把握できます。スキーマ情報には、各テーブルにどのような列があり、各列がどのデータ型を持っているか、どの列がプライマリーキーや外部キーとして機能するかなどの詳細が含まれます。 - 他の選択肢の除外
OSが管理するファイルの定義情報や表の列データの組、表の列に付けられたインデックスの内容は、データディクショナリに直接格納されるメタデータではありません。これらはデータディクショナリの目的と異なり、それぞれシステムレベルのファイル管理や、具体的なデータ内容、インデックス管理に関連しています。
したがって、スキーマの定義情報がデータディクショナリに格納されるものであり、正解です。