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合格発表日:2025年7月3日(あと15日)

応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問62 解説付き過去問

問題

業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。

正解

解説

この問題は、業務プロセスの可視化においてUML(統一モデリング言語)をどのように活用するかを問うものです。UMLは、ソフトウェア開発におけるオブジェクト指向設計のための標準的なモデリング言語であり、システムの構造や振る舞いを視覚的に表現するために用いられます。

  1. UMLの基本的な特徴
    UMLはオブジェクト指向設計のために特化されており、複数の図(例えば、クラス図、状態図、活動図など)を用いてシステムの様々な側面を表現します。これにより、システムの構造やプロセスを多角的に理解しやすくなります。

  2. UMLの活用シーン
    UMLは、特に複雑なシステムやソフトウェアの開発において、要件の明確化、設計の標準化、そしてチーム間のコミュニケーションの助けとして活用されます。業務プロセスを可視化する場合、UMLを用いることで、異なる観点からプロセスを詳細に描出し、プロセス間の相互作用やデータの流れを明確に示すことが可能です。

したがって、正解は「複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する」という選択肢です。この選択肢がUMLの活用法を正確に反映しているため、業務プロセスの可視化に最適な方法と言えます。