応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問32 解説付き過去問
問題
CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、フレームの蓄積機能、速度変換機能や交換機能を持っている。
このようなスイッチングハブと同等の機能をもち、同じプロトコル階層で動作する装置はどれか。
正解
解説
CSMA/CD方式のLANにおいて使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)についての問題は、ネットワークデバイスの機能とプロトコル階層の理解を問われています。
- スイッチングハブの機能
スイッチングハブは、フレームを蓄積し、必要に応じてフレームを他のポートへ転送する機能を持っています。速度変換機能を利用して、異なる速度で動作するデバイス間のデータ転送を可能にし、交換機能により、データの流れを効率的に管理します。 - 各選択肢の機能と比較
ゲートウェイとルータは主にネットワーク層(レイヤ3)で動作し、異なるネットワーク間のデータ転送とルーティングを行います。一方、リピータは信号の再生と強化を行うデバイスで、データリンク層(レイヤ2)とは異なり、単純な信号の増幅に関与します。ブリッジはスイッチングハブと同様にデータリンク層で動作し、ネットワークセグメント間のトラフィックを管理し、フレームの転送を行います。これにより、ブリッジはスイッチングハブの機能と最も似ているデバイスと言えます。
したがって、スイッチングハブと同等の機能を持ち、同じプロトコル階層で動作する装置は「ブリッジ」です。