応用情報技術者試験 平成30年秋 午前問13 解説付き過去問
問題
商品検索と発注入力が可能なWebシステムについて、時間帯別のトランザクション数を表1に、TPS(Transaction Per Second)による必要なCPU数を表2に示す。
このWebシステムに必要かつ十分なCPU数は幾つか。
ここで、OSのオーバヘッドなどの処理については無視でき、トランザクションはそれぞれ時間帯の中で均等に発生するものとする。


正解
解説
この問題では、あるWebシステムに必要なCPUの数を求めるために、時間帯別のトランザクション数とそれに基づくTPS(Transaction Per Second)を分析しています。
- トランザクション数の分析
時間帯別のトランザクション数を分析することで、最もトランザクションが多い時間帯を特定します。この時間帯でのトランザクション数は、システムが処理しなければならない最大の負荷を示しています。 - TPSの計算とCPU数の推定
次に、最大トランザクション数をもとにTPSを計算します。計算されたTPSに対応するCPU数は、表2から読み取ります。この時、各CPUが処理できるTPSの限界を考慮して、必要なCPU数を決定します。例えば、もし1CPUで2TPSを処理できる場合、4TPSが必要なら2つのCPUが必要です。
したがって、この問題の正解は2です。これは、システムがピーク時に必要とするTPSを効率よく処理できる最小のCPU数を示しています。